ボロクソワーゲンのボロ
2016年 10月 04日
愛車のフォルクスワーゲン・ポロを手放した。
エンジンはまだまだ元気で内装もきれいなのだが、これから1年ほどニュージーランドに行くので、高い保険料を払ってはいられなくなった。
3年前に6万キロ、80万円で購入して今10万キロなので、元はとったかなと思う。
もともと乗り込まれた中古だったのだが、僕はこの車にアウトドア道具を満載し、荒れ道を行き、河原へ乗り入れた。
長野や新潟までなんどもスキーに行ったし、カヤックも5艇くらいまでなら平気で積んだ。
荷物をたくさん載せたかったので、ルーフラックを装着して屋根に山盛り荷物を積んだ。
ルーフラック装着
そもそもこの車は
「私はアウトドア用の車でも、ファミリー用でも、ドライブ用でもありません。ただの車です」
という雰囲気がよくて選んだ。
トランクの底が深かったり、ハンドルの下にも小物置きがあったりと、日本車にない気遣いも多くて使いやすかった。
ハイオク車だが、レギュラーガソリンでも普通に走った。
ポロはそのうちボロボロになり、友人には「ボロクソワーゲンのボロ」と呼ばれるようになった。
かつてアメリカの若者が自由を表すために小さな中古のワーゲンに乗ったという。
だからボロいは精神なのだ。
多くの友人が愛情を込めてボロと呼び、僕はそれを嬉しく思っていた。
あれ、みんな愛情こめて呼んでたよね?
幸運にも、乗りたいと言う人が現れたので、無償で譲り渡すことができた。
今までありがとう、ボロ。
by n11t
| 2016-10-04 16:39
| 川遊び